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ENVIRONMENT

バイオマス
リサイクルシステム

工場内で消費するエネルギーの
大半を自給自足する、
木くずリサイクルの理想的な融合体制

日本ノボパン工業は、パーティクルボードの生産を通じて、熱源、動力源をこれまでの化石燃料から木くずに変えるため、木くず焼却炉+蒸気ボイラ+発電施設+ホットプレス用熱媒加熱器一式を建設しました。
その結果、従来のマテリアルリサイクルに加えてサーマルリサイクルを付加したシステムが完成し、工場内で消費するエネルギーの大半を自給自足する、木くずリサイクルの理想的な融合体制が完成しました。

最新マテリアルリサイクル工場が
構築する
バイオマスリサイクルシステム

多様な木質材料(木質チップ・廃木材など)を受け入れ、パーティクルボードを製造(マテリアルリサイクル)すると同時に、ボード原料に適さない木質材料を焼却処理・熱回収(サーマルリサイクル)し、工場の全エネルギー(電力・熱源)を賄う究極の自給自足型最新工場です。このシステムによりCO2の固定化を最大にします。

日本ノボパン工業 堺工場内
バイオマスリサイクル工場
廃棄物処理における地球温暖化対策事業
(環境省)

サーマルリサイクル
【電力】6,500kW 【燃焼能力】221トン/日 
【施設】大阪府アセスメントを経た産業廃棄物焼却炉
マテリアルリサイクル
最新版は連続プレス(2.25m×37m)による
パーティクルボード(ノボパン )の製造
木質材料の受け入れ
条件詳細につきましては個別に打合せて頂きます

動画で観る
さらなる環境への取り組み

木くずリサイクルの理想を追求

立地条件

これまでも木くずチップは全国的にマテリアルリサイクル、バイオマス発電、バイオエタノールなどの施設で利活用されています。ただ近畿圏ではその施設が少なく、堺市に施設を設置できたことにより、関西を中心とする西日本地区のバイオマスリサイクルに大きく貢献でき社会的な意義を感じています。

環境評価

本施設建設にあたっては、大阪府環境アセスメント制度に従い長い時間をかけて検討・調査を実施し、環境負荷についての配慮を行っています。また、関係者・住民の皆様にも説明会を開催し、多方面の方々からご理解をいただいております。下記大阪府の環境アセスメント制度、環境アセスメント情報をご覧頂くと更に詳細がご覧いただけます。

継続可能な社会に向けて

本施設によるエネルギー転換(購買電力削減及び都市ガス使用削減)によるCO2削減効果は、平成20年度の実績(施設稼働前との比較)で年間15,000トン-CO2となり、その削減効果を森林の吸収量に例えると関西国際空港7個分の森林面積に相当します。なお、当社は平成21年5月からグリーン電力証書制度を利用することにより、この削減効果である環境価値を第三者に販売(または譲渡)しております。

区分 種類 単位 年間使用量 排出係数 温室効果ガス排出量
施設稼働前
(H14-16実績平均)
工場 電力(買電) KWh 11,809,008 0.378 4,463,805 kg-CO2/年
ガソリン L 6,954 2.320 16,133
軽油 L 204,134 2.620 534,831
灯油 L 1,278 2.490 3,182
都市ガス m3 8,990,085 1.960 17,620,567
LPガス m3 1,936 3.000 5,808
① 合計 22,644,326
施設稼働後
(H20実績)
工場 電力(買電) KWh 2,047,401 0.378 773,918 kg-CO2/年
ガソリン L 6,152 2.320 14,273
軽油 L 199,003 2.620 521,388
灯油 L 0 2.490 0
都市ガス m3 703,774 1.960 1,379,397
LPガス m3 767 3.000 2,302
産業廃棄物
処理施設
電力(買電) KWh 722,442 0.378 273,083
軽油(作業機械) L 6,641 2.620 17,399
都市ガス
(補助ボイラ)
m3 85,176 1.960 166,945
小計(a) 3,148,704
木くずの焼却に伴い焼却炉から
排出される一酸化二窒素(b)
12,462 kg-N2O/年
3,863,220 kg-CO2換算/年
② 合計(a+b) 7,011,924 kg-CO2/年
施設稼働に伴う二酸化炭素排出量抑制効果(① – ②) 15,632,402
評価書記載の抑制効果 16,332,531 kg-CO2/年

※ 排出係数は、評価書作成時のものを使用

産業廃棄物処理施設に係る維持管理情報の公表

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